お知らせ INFORMATION
グースアスファルト舗装用特殊専用車両を増強
~遠隔監視・操作によるトラブル迅速対応~
2021-04-07
リリース
大成ロテック(株)は、大成建設グループである成和リニューアルワークス(株)と共同で2019年からプロトタイプを製作し試行を重ねてきていた、「モニタリングフォローシステム」を搭載した電気加熱式アスファルトクッカー車を2021年3月に3台導入しました。
アスファルトクッカー車は、流動性の高い材料を使用し橋面の防水機能を持たせる「グースアスファルト舗装」の材料を運搬する特殊専用車両です。従来の材料運搬時の保温方法はガス加熱式であり、安全上の問題で走行中はガスを消火する必要があるため加熱しながら走行することができず、材料の安定した品質を確保するために労力と時間を要することや、トラブルが発生した時は、その都度、修理業者や機械担当職員が施工現場に出向いて対応することなどの課題がありました。
今回導入したクッカー車は、ITを利用した「モニタリングフォローシステム」を導入することで機械装置の稼働状況確認及び遠隔操作が可能となり、同社の機械技術センター(埼玉県鴻巣市)と施工現場との間でトラブルに迅速に対応できる体制を確立しました。さらに加熱方式を「電気加熱式」とすることで、安全性が向上したことはもちろんのこと、走行中の加熱が可能となり、安定した品質の材料を現場に供給することが容易になりました。
大成ロテック(株)は、今後現保有クッカー車にも「モニタリングフォローシステム」の導入を進めるとともに、グースアスファルト舗装の市場を見極めて本車両を増強していく方針です。