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技術情報

涼しい道

「打ち水」効果により都市の「ヒートアイランド」や「熱中症」への緩和効果が期待されている舗装です。

(NETIS登録番号:KT-010083-A/クールロード)
(NETIS登録番号:KT-020059-A/セラクール)
概要

  保水性舗装は、舗装内部に保水された水分が少しずつ路面より蒸発する時に発生する冷却作用(打ち水効果)により路面温度の上昇を抑えることができ、さらに、通常の舗装と異なり舗装中に貯水状態を作ることができるため、その効果も持続させることができます。
  このため、都市部の「ヒートアイランド現象の緩和」や住宅街の「熱帯夜の減少」などに対して有効な舗装と期待されています。
  また、近年では、都市部以外でも路面からの放射熱が抑えられることにより、歩行者空間である駅前広場や商店街道路、公園内道路などにおいて「人や環境に優しい道路」として広く使用されています。
 さらに、クールロードタイプであれば、舗装表面のグラウトを除去する施工の仕上げ方法により、騒音低減効果を付加することも可能になります。

● 涼しい道の路面温度

 夏季降雨後の「涼しい道」は、アスファルト舗装よりも日中最高15〜20℃程度路面温度が低下します。

路面温度比較図
 

● 気温の上昇抑制機能の試算例

 アスファルト舗装が「涼しい道」に変化すると、図のように気温が1〜2℃低下すると試算されています。

気温差の比較説明図
(注)道路の両側が2階建住宅として試算した場合の気温分布を示す。

特長

● クールロード(半たわみ系保水性舗装)

 現場施工タイプで開粒度アスファルト混合物層の空隙に保水性を付加した特殊セメント系グラウトを注入・充填させるタイプです。

  • 約5リットル/m2の保水能力により2〜3日間の「打ち水」効果が持続します。(舗装厚さが5cmのとき)
  • 超速硬性セメントの使用により早期の交通開放が可能です。
  • 脱色バインダと自然色骨材や顔料の使用で「景観性の高い涼しい道(景観クールロード)」とすることができます。
  • 「多機能センサーの使用」や「下水処理水の再利用」などを組み合わせた「自動給水型の保水性舗装」とすることもできます。
クールロード断面図景観クールロード施工写真

「クールロード」の断面例 

「景観クールロード」の施工例
 

● セラクール(ブロック系保水性舗装)

 保水効果を持つ特殊なセラミック粒子が集まってブロックを形成しているため、「セラミック粒子間の水分は保水されつつ透水される」という2つの機能を持つブロックです。

  • 保水性および透水性があるブロックです。
  • ブロックの75%以上がリサイクル材(焼却灰溶融スラグ、ガラスカレットなど)を使用しています。
  • 高温製造による焼成ブロックなので有害物質の流出がなく、環境にやさしいブロックです。
  • ブロック色は5種類あり、「景観性の高い舗装」が選べます。
● カラー
カラー説明図
● サイズ
サイズ説明図
用途
  • 熱環境対策を検討する都市部の車道および歩道
  • 公園や駅前、商店街など屋外で快適な歩行空間が要求される場所
  • 街区道路やスクールゾーン、夏季にイベントが開催される道路や広場
  • 「打ち水効果」を持続させたい道路