PROFILE
管理部門の支社従業員から一般職、総合職を経て、2019年4月に大成ロテック初の女性工場長に就任。プライベートでは2人の子を持つ母親としての顔も持つ。
大成ロテックで全国初の女性工場長となったS.Hさん。
管理部門からキャリアをスタートし、現在は佐賀合材工場の工場長として現場を支えています。
今回はこれまでの歩みや、仕事と家庭の両立、そして後輩たちへの想いについて話を聞きました。
「次の世代のために」踏み出した一歩
――まずは入社してから、全国初の女性工場長になるまでの歩みを教えてください。
S.H:21歳で支社従業員として入社後、工事事務所・合材工場の管理業務、出来形管理や図面引きなどの工務を担当していました。
はじめは目の前の仕事を覚えることに精一杯でしたが、仕事に慣れて徐々にできることが増えていったのがうれしかったです。
管理担当なので現場に出ることはありませんでしたが、すべての工程が無事に完了し、取引先への請求書を発行する瞬間には大きな達成感がありました。
その後、登用試験を経て一般職に転換しました。その頃には現場の事務を幅広く任せていただいていたので、大きく業務内容が変わることはありませんでしたが、責任感がさらに増し、より意識を高く持つようになりました。
さらに数年後、総合職へ転換する機会をいただき、合材工場の事務管理職となりました。会社が女性の総合職や管理職を増やしていこうとした時期であり、私もちょうどその流れの中にいたのだと思います。「自分に務まるだろうか」という不安もありましたが、「ここで自分が立ち止まってしまったら、これから続く人の可能性も狭めてしまうかもしれない」という思いから、挑戦することに決めました。
――総合職になったことで、仕事の進め方や考え方は変わりましたか?
S.H:そうですね。総合職になってからは、それまでやっていた業務の「一歩先」を任されるようになりました。
たとえば決算業務でいうと、以前は請求処理や数値の確認までだったのが、最終的な業績確定まで行うようになりました。
こうした業務の変化を通じて、少しずつ工場を運営する立場としての視点を持つようになっていきました。

完璧じゃなくていい――工場長として築いたチームワークと信頼関係
――工場長に就任した当時のことを教えてください。
S.H:総合職転換から9か月後、工場長という大役を任せていただくことになりました。
私が工場長になった時は、12月に打診を受けて、4月に就任というスケジュールでした。その間に決算業務や年度計画の作成も重なり、最初は慌ただしい毎日でした。
そんな中、佐賀合材工場のメンバーや協力会社のみなさんが、工場長になりたてで右も左も分からない私のことをチーム一丸となって助けてくれたのがとても心強かったです。
私は管理部門出身のため、品質管理や機械の専門的なことは現場の担当者の方が詳しいです。だからこそ、無理に抱え込まず、「教えてほしい」「力を貸してほしい」と素直に伝えるようにしています。 その代わり、私は「ありがとう」という感謝の気持ちはきちんと言葉にしています。
風通しよく、なんでもフランクに話し合える環境を作ってきたからこそ、いま最高の信頼関係が築けていると思います。

過去の葛藤を原点に――誰もが働きやすい職場づくりを
――お子さんもいらっしゃいますが、仕事と家庭の両立で大変だったことはありますか?
S.H:正直に言うと、スマートな両立なんて全然できていなかったと思います(笑)。
忙しい時期には仕事を優先せざるを得ないこともありました。
昔はそれが当たり前という風潮がありました。でも、今は違います。
時代とともに会社の制度や考え方もいい方向に変わってきて、家庭があっても自分らしく力を発揮できる土壌が育ちつつあると感じています。
また私自身、過去の悩みや葛藤があったからこそ、佐賀合材工場では、「急に誰かが休んでもフォローできる体制をつくろう」という意識を持って工場運営を行っています。メンバーが仕事を分担し、お互いの業務をある程度理解しておく。そうすることで、特定の人に負担が集中しにくくなります。
結果として残業時間の削減にもつながり、プライベートの時間も大切にできる。そんな職場をつくりたいと思っています。
仕事も人生も自分らしく――後輩たちの挑戦を支えたい
――これからのロテックの未来や、若い世代の女性社員に期待することを教えてください。
S.H:私たちが総合職になった頃から、時代はもう1フェーズも2フェーズも変わりました。
今、社内を見渡すと、女性の総合職が増えていて、「将来は管理職を目指したい」という志を持って、前向きに取り組んでいる社員もいます。そういう姿を見ると、とても頼もしく感じます。
次世代を担う志のある人たちが、女性としての人生やライフスタイルを大事にしつつ、仕事では性別の垣根を越えて活躍できる。
そんな環境が自然なものになっていってほしいと思います。
――これからリーダーを目指す後輩たちを、どのようにサポートしていきたいですか?
S.H:若い人たちが悩んだり迷ったりしたときに、気軽に話せる存在でありたいと思っています。
実際に相談を受けることも多いです。なにか不安なことがある時、「話を聞いてくれる人がいる」と思うだけでも、安心することがありますよね。
悩んだときにためらわずに相談できる、そんな存在であれたらと思います。

そんな自身の経験を基に「誰もが働きやすい職場づくり」を実践されている姿が印象的でした。
大成ロテックには挑戦を見守り、支え合う文化があります。あなたもこの場所で、自分らしいキャリアの一歩を踏み出してみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。