お知らせ INFORMATION
アスファルト混合物の運搬車両位置情報と温度情報の自動取得システムを検証
2020-01-07
リリース
大成ロテックは、アスファルト舗装の品質と安全性の向上を目的に、アスファルト混合の温度情報とアスファルト混合物の運搬車両の運行状況を、リアルタイムで取得し管理できるシステム(「T-CIM/Asphalt」+「TranSeeker」)の効果を、自社の施工現場で検証いたしました。
このシステムは大成建設、日建リース工業との共同開発であり、大成建設のT-CIMシリーズのひとつで、大成ロテックが開発したアスファルト舗装工事の温度管理システム「T-CIM/Asphalt」と日建リース工業の提供する運搬車両の位置情報システム「TranSeeker」とを連携させたシステムであり、運搬車の位置情報と混合物の温度情報は、大成グループ独自のクラウドに発信され、Web上で閲覧が可能であり、パソコンやタブレットなどの端末により誰でも情報を共有することができます。
このシステムにより車両の位置情報や走行ルートなどの運行状況がリアルタイムに把握できることから、現場到着時刻やプラント帰着時刻の予測が可能となります。また、アスファルト混合物の温度を、プラント出荷から現場到着まで常時確認することで、運搬中の温度低下を把握でき、迅速な出荷温度の調整などが可能となることから、温度低下によるアスファルト混合物の品質低下を防ぎ、アスファルト舗装工事の品質向上に有効であることが確認されました。
特に、冬季施工の運搬中の温度低下が懸念される工事での品質確保への活用が期待されます。
また、施工中の安全管理においても、このシステムを活用することにより、大型ダンプ荷台への温度測定のための昇降を無くすことにより安全性の向上も期待できます。
今後、大成ロテックは、共同開発したシステム(「T-CIM/Asphalt」+「TranSeeker」)の使用現場をさらに拡大させ、品質と安全性の向上を目指してまいります。
記事の内容は以下の通りです。