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多機能アスコンが製造可能なプラントミックスタイプの添加材を開発
2020-08-06
リリース
大成ロテック株式会社は、合材工場においてアスコンを混合製造する際に、市販のアスファルトに加えてミキサに投入し混合するだけで、わだち掘れとひび割れの発生を同時に抑制できる多機能なアスコンが製造可能なプラントミックス型の添加材を開発いたしました。
当社では、わだち掘れとひび割れの発生を同時に抑制できる多機能アスコン用改質アスファルト「リラクスファルトHT(NETIS登録番号:KT-180056-A)」を実用化し、これまで既に12万m2の施工実績を有しております。リラクスファルトHTは、市販のアスファルト同様にアスファルトローリー車で合材工場へ運搬し、混合製造するため、少量の混合物の出荷には対応しにくいことが課題でありました。
開発した添加材「リラクスファルトHT-P」は、アスコン製造時にミキサ内に投入して混合することでこれまで実績のあるリラクスファルトHTを使用した多機能アスコンと同等のアスコンを少量製造し出荷することが可能となりました。
この添加材は、ゲル状の改質材を特殊な樹脂(特許出願中)で包んだもので、外観は写真(※1)のとおり、1個当たり45gであり、必要な添加量を混合ミキサに直接投入します。この添加材を用いた多機能アスコンは、一般的なわだち掘れ対策用の改質アスコンと比較して、同等以上のわだち掘れ抵抗性を有し、疲労によるひび割れ発生の評価実験では70倍以上の抵抗性を有することが可能となります。
当社は、開発した添加材を全国展開し、実用化済みのリラクスファルトHT舗装と併せて、年間5万m2以上の施工実績を目指してまいります。