お知らせ INFORMATION
コンクリート舗装での安全対策強化
2020-09-29
リリース
大成ロテック株式会社は、スリップフォーム工法コンクリート舗装機械(スリップフォームペーバ)に360°可視化モニタシステム「ガルデ360」(東京通信機製)を導入しました。この度、中日本高速道路株式会社東京支社発注の新東名高速道路 伊勢原北IC~秦野IC間舗装工事で当システムを導入し、効果を確認いたしました。
スリップフォームペーバは比較的大型の施工機械で、オペレータは機械の上で操作盤を操作するが機械周囲に死角が多く周囲の作業員の位置や作業状況を確認するために、その都度機械上を移動して目視確認する必要がありました。
そこで、施工機械に複数のカメラを設置し、得られた画像をリアルタイムに加工することにより、操作盤上で施工機械の周囲(360°)を1つのモニターで “見える化” する事を可能としました。それにより、機械周囲の安全確認、作業員の作業状況を一目で把握する事が出来るため、安全管理、施工管理の確実性の向上が期待されます。
このようなシステムは、自動車や汎用建設機械では普及が進んでいるが、コンクリート舗装用の施工機械であるスリップフォームペーバに適用した事例は無く、トンネル内など作業範囲が狭小で制約を受ける場所での施工の際に施工機械と作業員の接触防止に大いに役立つものと期待されます。
当社では、このシステムを中・大型の施工機械へ順次導入を進め、施工現場での安全確保に努めてまいります。