お知らせ INFORMATION
DX推進に向け、「Taisei Rotec Platform」システムの運用を開始
~建設現場の情報を一元管理~
2021-04-15
リリース
大成ロテック(株)は、大型工事や特殊工事等の代表的な建設工事における工事情報、進捗情報を本社・支社・現場で情報共有できる「Taisei Rotec Platform(大成ロテック・プラットホーム)」システムを開発し、試行運用を開始した。
このシステムは、工事担当者が作成する工事の基本情報を特定のフォルダに格納し、一元管理することで、工事支援に関与する本支社や工事事務所の関係者工事担当者が適宜工事情報を確認したり、格納されたデータの位置情報を図面から読み取りウェブ上のバーチャル地球儀上で確認したりすることができます。
さらに格納された情報はDBとして類似工事の入手および入手後にも活用でき、担当者業務の負担を軽減し生産性の向上にも寄与すると期待されています。
同社は、2021年度より本格的に「建設DX」の取り組みを開始するのに先駆けて、2019年度から東京都市大学の五艘准教授をアドバイザーとして迎え、同社技術部技術推進室にて同システムの開発に着手していました。今回の試行運用により実装への課題抽出と対策に取り組む予定です。
今後は急速に加速する3D化に向けて、3D表示も可能であるバーチャル地球儀の効果的な機能を活用し、BIM/CIMへの対応を含めてシステムの進化を図るとともに、将来的には、建設機械や作業員毎の移動データをIIoT(産業分野毎のIoT)によってセンシングし、自動で収集された「生産管理データ」を元に重機や作業員の稼働状況のモニタリングや、作業日報・工程管理の自動化等の実現を目指します。
写真:システム起動画面(個別工事選定)